等高線ドクター

この次に説明する[地形モデル]ツールが等高線からモデルを生成するには、等高線が特定の条件を満たしている必要があります。条件は連続していること(切れていない)、開いた等高線の場合は敷地の境界線と交差していること、等高線は自身の等高線や他の等高線と交差しないこと、敷地の平面とは平行な位置関係にあることです。1つでも条件が満たされないと地形モデルは生成されません。

[等高線ドクター]ツールは等高線の状態を確認し、問題があれば報告します。可能であれば、問題部分の修正も行います。ツールを適用するには[地形モデル]ツールで等高線と敷地を選択します。つまり、等高線を集合として選択してから敷地を選択します。

チェックする内容は[ツールオプション]パレットで設定します。パレットにはプログラムがチェックする障害内容を記載したチェックボックスが6個あります。確認する障害項目を1個以上選択します。[敷地の終端]は[許容範囲]値が重要です。敷地のスケールに応じて調節してください。

[操作]グループの選択肢は障害を修正できないときに行う処理を指定します。[選択に追加]は問題のある等高線をハイライト表示にしてから操作を終了します。[可能ならば修復]は問題部分を修正しようとします。たとえば、壊れた等高線が見つかった場合、各等高線が許容範囲内にあれば、プログラムはそれらをつなぎます。自身と交差している等高線も修正します。ただし、他の等高線と交差している場合は修正できません。

[結果を表示]を選択すると、[等高線ドクターの結果]ダイアログを表示します。このダイアログは問題が見つかった等高線の数や修正した等高線の数をカテゴリーごとに表示します。