スクリューとボルト
スクリューとボルト



スクリュー/ボルトは主要部分にらせんの回転オブジェクトを使用した複合オブジェクトです。スクリュー/ボルトはボディ/ネジ山、ネック/グリップ、ヘッドの3つの部分で構成されます。スクリューボディの一方の端にはチップをつけることができます。これはネジ山をスケーリングして先をとがらせたものです。スクリュー/ボルトの各部分を右図に示します。
スクリュー/ボルトにはボディが必要で、ボディなしで作成することはできません。その他の部分(ネック、ヘッド、チップ)はあってもなくても構いません。ボルトとスクリューはどちらもネジ山の作成に同じアルゴリズムを使用します。スクリューになるかボルトになるかは選択したパラメータが作成する形状で決まります。スクリューには、通常、チップと円錐状のヘッドがあります。ボルトの端は通常は平らで、先端があったとしてもごく短く、ヘッドには丸みがあります。どちらもヘッドにプラス、またはマイナスの溝を刻むことができます。もちろん、スクリューもボルトも一般的に多種多様なのは言うまでもありません。
ボディとネジ山だけのスクリューは右図のように穴を開けてからボルトやその他の容器のようなオブジェクトに接合するのに便利です。ナットを作成する直接的な方法はありませんが、適当なナット形状を作成し、オブジェクトからボルトのねじ山をブーリアン演算で引き算すれば簡単に作成できます。さまざまな種類のスクリュー、ボルト、ナットは右図のとおりです。
form•Zにはスクリュー/ボルトを生成するツールが2つあります([スクリュー/ボルト]ツール、[スクリュー/ボルト(精密)]ツール)。[スクリュー/ボルト]ツールはファセットオブジェクトのみ生成します。[スクリュー/ボルト(精密)]ツールはスムーズオブジェクトとファセットオブジェクトを両方とも生成します。[スクリュー/ボルト]ツールは一般的に処理に時間がかかりません。一方、[スクリュー/ボルト(精密)]ツールは、より精密な形状を生成するため、処理に時間がかかります。