寸法スタイル

寸法またはテキストの表示方法は使用しているスタイルの設定で決まります。ツールはスタイルを選択できるメニューを表示します。最初はデフォルトスタイルしかありません。[編集スタイル...]を選択すると、[寸法]ダイアログでスタイルを作成できます。同じダイアログを[プロジェクト設定]ダイアログの[寸法]タブから開くこともできます。

ダイアログの左側に使用可能なスタイルのリストが表示されています。新規のスタイルは[追加]()ボタンで作成できます。既存のスタイルは[削除]ボタンで削除できます。リスト内でハイライト表示されているスタイルのパラメータがダイアログの右側に表示されます。

[種類]メニューには[スクリーン]と[ワールド]という項目があります。これはダイアログに入力した値の解釈方法を指定します。スクリーン値は描画スケールに関係なく、そのままの値を使用します。ワールド値はズーム係数に合わせてスケールします。

[テキスト]オプショングループはテキストの見た目の詳細を指定します。[サイズ]と[溝]はテキストの大きさとテキスト周辺の空白スペースの大きさを指定します。[フォント]メニューではシステムに現在インストールされているフォントを選択することができます。[単位を含む]を選択すると、単位も表示されます。指定中のテキストは[テキストサンプル]ボックスに表示されます。

2つの[方向]オプションはテキストを寸法平面に表示するか([寸法を揃える])、常に画面に平らに表示するかのどちらかを指定します([画面の水平])。下図の例を参照してください。

テキストの位置を指定する3つの[配置]オプション、寸法線の[上側]、[中央](デフォルト)、[下側]があります。[線の間にテキストを配置]はフィットさせるためにスケールすることになっても、テキストを常に補助線の間に配置します。

[終端]グループは終端記号を寸法線の始点と終点に配置するか否かを指定します。いろいろな終端記号の1つか[なし]を設定できます。下図の例を参照してください。

[補助線]グループは[開始]や[終了]に補助線を配置する/しないを指定します。また、補助線の詳細に関するオプションがあります。

寸法の計測値は[精度を表示]フィールドの値で丸められます。値を丸めたくない場合は0を入力してください。この場合、[プロジェクト設定]ダイアログの[作業の単位]タブの精度を使用します。

最後の2つのオプションは寸法とテキストが浅い角度から見られていたり、遠くまでズームアウトして小さくなりすぎた場合に表示から外すか否かを指定します。[スクリーンサイズの寸法を非表示]と[視野角の寸法を非表示]をオンにすると、指定したスクリーンサイズより短かかったり、指定した角度より小さい視野角の寸法は表示されません。

と (スタイルの追加と寸法の編集)は新しい寸法スタイルの作成や寸法スタイルパラメータの編集を行うボタンです。