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formZ 10 発売のご案内


Appleシリコンチップに対応した待望のformZ 10がいよいよ発売開始となります。
formZ 10の新機能についてはこちらをご覧ください。

30日間使用できるformZ 10体験版をご用意いたしました。ご希望の方は、こちらからお申し込みください。

V-Ray6 for formZ 発売のご案内


Appleシリコンチップに対応した待望のV-Ray6 for formZがいよいよ発売開始となります。
V-Ray6 for formZの新機能についてはこちらをご覧ください。

ZPR

ZPR

ZPRはZ Corporation (www.zcorp.com)の3Dプリンタで使用するファイル形式です。3Dプリントを作成するには、プリントベッド上に粉末の薄い層を伸ばします。次に、インクジェットプリンタ技術を使用して、バインダーを凝固させる粉末の上に「印刷」します。このプリント処理を完全な3Dモデルが印刷されるまで1断面ずつ実行します。form•Zモデルを生成するために、モデルはZPRファイルとして書き出されます。次に、エクスポートファイルをZ Corporationのプリンタを動かすZprintソフトウェアにロードします。

他のラピッドプロトタイピング処理と同じ制限の多くがこの処理にもあります。モデルは1つ以上の閉じた物体で表現する必要があります。独立したサーフェースは不可です。重複したり交差したりする物体は認められますが、場合によっては印刷したモデルが予想外のものになる可能性もあります。異常な結果を回避するために、物体はファセット面のエッジで交差してください。ZPRファイルには三角形の面しかないので、オブジェクトが書き出される前にform•Zによってオブジェクトのすべての面が分解されます。エクスポートモデルの最大サイズは使用するプリンタのモデルによって制限されます。STLとは違い、ZPRファイルにサポート構造は不要です。Z CorporationのZprintソフトウェアがサポート構造を追加します。

ZPRファイルのインポート

ZPRファイルは標準的な方法でform•Zに取り込まれます。[モデリング取り込みオプション:ZPR]ダイアログには、共通オプションの他に形式固有のオプションが2つあります。

ZPR固有の取り込みオプション

[ファイルのスケールを無視]:ZPRファイルにはファイル内のジオメトリをすべてスケール(および回転と変形も可)する変換があります。これにより、モデルを変換してプリンタの物理的制限内に収めるときに元のモデルの頂点座標を保持できます。通常、ZPRファイルがform•Zに取り込まれるときに、ジオメトリがファイルによって指定されたとおりに変換されます。このオプションを選択すると、ジオメトリを変換しないで元の頂点座標をインポートします。

[スケール係数]:[X][Y][Z]:フィールドに入力したスケール係数をファイル変換だけでなくジオメトリに適用します(ただし、[ファイルのスケールを無視]を選択している場合を除く)。スケールが不要な場合はデフォルト値である1.0のままにしておいてください。

ZPRファイルのエクスポート

form•Zプロジェクトの内容は標準的な方法でZPRファイルとして書き出されます。ドラフティングエレメントはZPRへエクスポートできないので、ZPRへエクスポートするときのアクティブなウィンドウはモデリングウィンドウである必要があります。[モデリング書き出しオプション:ZPR]ダイアログでオプションを設定します。

[モデリング書き出しオプション:ZPR]ダイアログ

[ZPRバージョン]:形式のバージョンを選択します。ZPR v. 3以降にはファイルで使用する単位の種類([メートル系]または[インチ系])の指定があります。バージョン2のファイルには単位の情報がないので、バージョン2のファイルを開くときはform•ZにZRPデータの単位を通知するために[ZPRファイル単位]ダイアログを開きます。[インチ] [フィート] [センチメートル] [メートル]のいずれかを選択して[OK]をクリックします。

[印刷モデル]メニュー

[印刷モデル]:印刷モデルを選択します。この情報を使用してプリントベッドのサイズを指定します。また、この情報からモデルをいくつかのZPRファイルに分割する可能性もあります。メニューには有名なプリンタモデルがリスト表示されます。

[テクスチャファイルを含む]:選択すると、モデルのテクスチャがエクスポートするZPRファイルに組み込まれ(含まれ) ます。これはZPRファイルのサイズが大きくなる可能性がありますが、モデルを印刷するのに必要な情報がすべて1つのファイルに入っているという利点があります。このオプションを選択しないと、テクスチャは別のテクスチャファイルに保存されます。テクスチャの保存場所と形式は前述の[テクスチャ]セクションにあるオプションで制御します。ZPR バージョン3(または、それ以降)を選択している場合、[テクスチャファイルを含む]オプションは有効で、デフォルトはオンです。ZPRバージョン2を選択している場合、バージョン2は組み込みのテクスチャしかサポートしていないので、このオプションを無効にできません。

[スケール]:Z Corporationのプリンタで印刷されるモデルにはサイズの制限があるので、エクスポートするときにモデルのスケールが必要となる可能性があります。スケールを行うには[スケール]オプションを選択し、適切なスケールパラメータを入力します。

[幾何スケール]:ZPRファイルにはファイル内のジオメトリをすべてスケール(および回転と変形も可)する変換があります。これにより、モデルを変換してプリンタの物理的制限内に収めるときに元のモデルの頂点座標を保持できます。このオプションを選択すると、この変換を一貫的に設定し、モデルのジオメトリをスケールします。

[スケールデータをファイルに書き込む]:選択すると、ここで定義したスケールデータをZPR変換に書き込み、元の頂点座標をエクスポートします。

[スケール係数]:選択すると、このフィールドのスケール係数をモデルの全方向へ一様に適用します。

[境界ボックス]:選択すると、モデルを境界ボックスにフィットするようにスケールします。境界ボックスのサイズは[X][Y][Z]の各フィールドにある数値で指定します。

[プリンターに合わせる]:選択すると、モデルをプリントベッドにフィットするようにスケールします。プリントベッドは[印刷モデル]メニューで選択したプリンタによって指定されます。このオプションを選択すると、モデルを分割しないで単一のZPRファイルでエクスポートします。

[現在の基準平面を基準として使用]:選択すると、現在の基準平面とプリントベッドが一列に並ぶようにモデルを回転します。印刷する断面のレイヤはこの平面に平行になります。

[全体の値を正にする]:選択すると、モデルを変形してモデルの座標をすべて正値にし、座標値が[最小単位]フィールドの指定値より小さくならないようにします。

[ソリッドのみ書き出し]:選択すると(デフォルト)、ソリッドオブジェクトのみをエクスポートします。

[診断]オプションと[プレビュー]オプションはSTLと同じです。