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formZ 10 発売のご案内


Appleシリコンチップに対応した待望のformZ 10がいよいよ発売開始となります。
formZ 10の新機能についてはこちらをご覧ください。

30日間使用できるformZ 10体験版をご用意いたしました。ご希望の方は、こちらからお申し込みください。

V-Ray6 for formZ 発売のご案内


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サーフェース上でのアンビエントオクルージョンの制御

サーフェース上での
アンビエントオクルージョンの制御

サーフェースに生成されるアンビエントオクルージョンの量はオブジェクトまたは面に割り当てられた質感の[反射]シェーダーの[環境の反射率係数]パラメータに直接影響されます。デフォルトでは、[マット]または[プラスチック]などの粗くて不透明な材質を表現する反射の質感は[環境係数]に100% を設定します。この場合、そのサーフェース全体にアンビエントオクルージョンを追加します。しかし、高い透明度や非常に光沢のある材質は環境光にほとんど影響されません。このような反射の質感は[環境係数]にデフォルトより低い値を設定します。そのため、アンビエントオクルージョンはこれらのサーフェースにそれほど影響を与えていません。反射シェーダーの[環境係数]が0%、または反射シェーダーに[環境係数]パラメータがない場合、アンビエントオクルージョンはサーフェースに生成されません。ただし、[キャッチャー]シェーダーだけは例外です。[キャッチャー]シェーダーは[環境係数]パラメータがなくても、[影の強さ]スライダーを使ってアンビエントオクルージョンの量を指定します。

a
b
図1.5.9: デフォルトの[環境の反射率]パラメータ (a)[プラスチック] (b)[ガラス]
図1.5.10:[ピック]の[ツールオプション]の[属性]タブに
[アンビエントオクルージョン]を設定

オブジェクトがアンビエントオクルージョンの影響および投影を受けるか受けないかは、オブジェクトレベルの属性で制御することもできます。デフォルトでは、新しいオブジェクトは常にアンビエントオクルージョンの影響と投影を受けます。オブジェクトがアンビエントオクルージョンの影響を受けない設定である場合、そのオブジェクトにアンビエントオクルージョンのシェーディング効果は現れません。しかし、そのオブジェクトは他のサーフェースの遮へい物として機能しています。オブジェクトがアンビエントオクルージョンの投影を受けない設定である場合、そのオブジェクトは遮へい物として扱われません。アンビエントオクルージョンの影響を受けないようにオブジェクトを設定するとレンダリングが速くなります。一方、アンビエントオクルージョンの投影を受けないようにオブジェクトを設定するとレンダリングが少し遅くなります。

通常、この2つの設定をデフォルトから変更する必要はありません。全体的に適用されたアンビエントオクルージョンがシーンの一部に望ましくない効果を与えている場合にかぎり、この2つの設定を使用します。

[ピック]ツールのいずれかで1つ以上のオブジェクトを選択しているときに、[ツールオプション]パレットの[属性]タブでデフォルトを変更できます。このタブにあるメニューから[RenderZone]を選択すると、RenderZone固有の属性がすべて表示されます。