スムーズオブジェクトのレンダリング品質

[ジオメトリ]タブにはスムーズオブジェクトのレンダリングのコントロールを目的とした次のような2つのスライダーがあります。

[エッジの品質]：このスライダーはスムーズオブジェクトのエッジの品質をコントロールします。RenderZoneはレンダリングの際にスムーズオブジェクトを一旦ファセットに変換します。このスライダーを一番右に設定すると、精密なファセットが生成されるので品質の良い結果が得られます。スライダーを左に動かすと、粗いファセットが生成されます。これは結果としてメモリーの節約と高速なレンダリングを実現します。

[面の品質]：このスライダーはスムーズオブジェクトの面の品質をコントロールします。この設定は[エッジの品質]オプションから独立しており、面自体のファセット化をコントロールします一般に、[面の品質]スライダーが[エッジの品質]より低い設定でも品質の高いレンダリングになります。ただし、ストライプのような幾何学パターンを反射する面の場合のみ、[面の品質]設定を高い位置に設定する必要があります。

さまざまな品質設定でレンダリングしたスムーズオブジェクトの例を図1.7.3に示します。

a

b

c

d

図1.7.3：(a)[エッジの品質]が低いスムーズオブジェクト　(b)[エッジの品質]が高いスムーズオブジェクト
(c)[面の品質]が低いスムーズオブジェクト　(d)[面の品質]が高いスムーズオブジェクト