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formZ 10 発売のご案内


Appleシリコンチップに対応した待望のformZ 10がいよいよ発売開始となります。
formZ 10の新機能についてはこちらをご覧ください。

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V-Ray6 for formZ 発売のご案内


Appleシリコンチップに対応した待望のV-Ray6 for formZがいよいよ発売開始となります。
V-Ray6 for formZの新機能についてはこちらをご覧ください。

ラップテクスチャシェーダー

ラップテクスチャシェーダー

レンガ(タイル)

このシェーダーはいくつかのパターンの中から選択したり、いろいろな色やパラメータを使用したりできます。図2.2.8は[レンガ(タイル)オプション]ダイアログです。

図2.2.8: [レンガ(タイル)オプション]ダイアログ

[寸法]:このパラメータグループでは次のようなパターンのサイズを制御します。

[パターン]:このメニューからパターンを選択します。パターンには[ヘリンボーン] [ホイール] [ボックス] [バスケットパターン1] [バスケットパターン2] [ダイヤモンド] [六角形] [レンガ] [横積み] [縦積み/横積みの混合] [スクエア] [八角形]があります。

[タイルの大きさ]:特定のパターンのレンガのレイアウトをコントロールします。このパラメータを適用できない場合はグレー表示になります。

[目地の幅]:レンガとレンガの間の幅を制御します。

[ぼかし]:レンガと目地の間のアンチエイリアスを制御します。

[カラー]:3つのボックスに表示された色はタイルのパターンの生成に使用します。ボックスに表示される色は通常の方法(ボックスをダブルクリックしてカラーホイールを表示)で再定義できます。

[バリエーション]:このオプショングループはパターンの詳細の変化の度合いを制御します。

[カラーバリエーション]:いろいろあるレンガの色のトーンの変化を制御します。

[ノイズスケール]:2つのレンガの色を混ぜたノイズパターンを制御します。

[粗さのスケール]:レンガのエッジにおける変化量を制御します。

[粗さの振幅]:サイズの範囲を制御します。

[ノイズ]:このメニューは2つのレンガの色を混ぜたノイズパターンを制御します。

このシェーダーを適用して生成できるパターンの例を図2.2.9と図2.2.10に示します。

 

  • [スケール]
  • [パターン]
  • [タイルの大きさ]
  • [目地の幅]
  • [ぼかし]
  • 300
  • [ボックス]
  • 50
  • 25
  • 10
  • 300
  • [六角形]
  • 50
  • 25
  • 10
  • 300
  • [八角形]
  • 50
  • 25
  • 10
  • 300
  • [横積み]
  • 50
  • 25
  • 10
図2.2.9:250cm×250cm正方形上に表示された[レンガ(タイル)]
図2.2.10:[レンガ(タイル)]シェーダーを適用して生成できるパターン

レンガ

このシェーダーはすべてのレンガが同色である単純なレンガパターンを生成します。ダイアログボックスとパラメータを図2.2.11に示します。

図2.2.11:[レンガオプション]ダイアログ

[レンガの幅][レンガの高さ]:タイル寸法の割合として表現されたレンガの水平寸法と垂直寸法を表します。

[目地の幅]:タイル寸法の割合として表現された目地の幅を制御します。タイルが正方形でない場合、垂直目地線分と水平目地線分の幅が異なることに住意してください。

[オフセット]:縦の目地の接合状態を設定します。50%に設定すると、目地がその上のレンガの中心に配置されます。0%または100%にすると、目地が上のレンガの目地と同じ列に並びます。

[ぼかし]:レンガパターンのエッジのなめらかさをコントロールします。0%に設定するとはっきりとした、角張ったエッジを生成します。100%に設定するとやわらかい、ぼやけたエッジを生成します。

 

  • [スケール]
  • [レンガの幅]
  • [レンガの高さ]
  • [目地の幅]
  • [オフセット]
  • [ぼかし]
  • 100
  • 90
  • 40
  • 10
  • 50
  • 50
  • 100
  • 90
  • 40
  • 25
  • 50
  • 50
  • 100
  • 30
  • 60
  • 10
  • 50
  • 50
  • 100
  • 200
  • 30
  • 10
  • 50
  • 50
図2.2.12:100cm×100cm正方形上に表示された[レンガ]

レンガ(テクスチャ)

このシェーダーは[レンガ]より詳細なレンガのテクスチャを生成します。各レンガの側面(長手)に、2色の基本のレンガ色からランダムに作成した色を割り当てます。レンガには基本の色を割り当ててから、さらなる色の変化をランダムに適用します。各レンガの正面(小口)にはレンガの長手と小口のパターンがいろいろできるように2色の色を割り当てます(図2.2.13)。

図2.2.13:[レンガ(精密)オプション]ダイアログ
図2.2.14:[レイアウト]ポップアップメニュー
  
1
  a b c
2
  a b c
図2.2.15:[レンガ(精密)]の[レイアウト]の種類
(a)[レンガのみ] (b)[バンド] (c)[交互に配置]をそれぞれ
[レンガの繰り返し数] (1)1 (2)3 に設定した場合のパターン

[ボンド]:これらのオプションはレンガのパターンを指定します。

[レイアウト]:3つのレンガスタイル([レンガのみ] [バンド] [交互に配置])をこのメニューから選択します(図2.2.14)。

[バンド][交互に配置]の場合、もう1つのレンガ(バンド)を生成します。レンガの両端の寸法は[バンドの幅]フィールドの値で設定します。バンドの色とレンガの色とを異なる色にすることができるので、他の2つの色フィールドでこれらの色を設定します。

[レンガのみ]:レンガの両側が表示されます(図2.2.15(1a))。

[バンド]:レンガの列およびバンドの列を交互に並べます(図2.2.15(1b))。

[交互に配置]:レンガとバンドを交互に配置したレンガの列を生成します(図2.2.15(1c))。

[オフセット]:このオプションで横方向のレンガの列間のオフセットを決定します。50%に設定すると、[レンガのみ]および[バンド]のレンガの縦方向の接合部分がその上のレンガの中央に配置されます。100%または0%に設定すると、接合部分が縦方向に並びます。[交互に配置]レイアウトでは、この値によって2つの異なる列にあるバンド-レンガ間の横方向のオフセットが決まります。

[レンガの繰り返し数]:このフィールドに数値を入力して、レンガの繰り返し回数を決定します。[バンド]を使用している場合、完全な列が繰り返されます(図2.2.15(2b))。[交互に配置]を使用している場合は横方向に配列されているレンガの数に影響します(図2.2.15(2c))。このパラメータは[レンガのみ]の場合、効果はありません(図2.2.15a(2a))。

[寸法]:このオプショングループでは[スケーリング] [レンガの幅] [レンガの高さ] [バンドの幅] [目地]の各パラメータでレンガおよび目地のサイズを指定します。

[カラー]:このオプショングループはカラーボックスで構成されています。カラーを変更するには、そのカラーボックスをクリックして標準のカラーピッカーダイアログボックスを表示させます。

[レンガ1][レンガ2]:レンガをペイントするときに使用します。[レンガ1]はベースの色、[レンガ2]は[レンガ1]にランダムな構成を適用するときに使用します。

[バンド1][バンド2]:バンドがレイアウトに含まれる場合にバンドのペイントに使用します。[バンド1]はベース色、[バンド2]は[バンド1]にランダムな構成を適用するときに使用します。

[バリエーション]:レンガのエッジ形状を指定します。

[粗さのスケール][粗さの振幅]:このスライダパラメータがレンガと目地の間のエッジのサイズと粗さの奥行きを制御します。

[ぼかし][レンガ]の場合と同じです。

 

  • [スケール]
  • [レンガの幅]
  • [レンガの高さ]
  • [目地]
  • [粗さのスケーリング]
  • [粗さの振幅]
  • [ぼかし]
  • 200
  • 90
  • 40
  • 10
  • 0
  • 0
  • 50
  • 200
  • 90
  • 40
  • 10
  • 50
  • 50
  • 50
  • 200
  • 90
  • 40
  • 20
  • 100
  • 25
  • 50
  • 200
  • 90
  • 40
  • 20
  • 25
  • 100
  • 50

 

  • [スケール]
  • [レンガの幅]
  • [レンガの高さ]
  • [目地]
  • [粗さのスケーリング]
  • [粗さの振幅]
  • [ぼかし]
  • 200
  • 90
  • 40
  • 10
  • 500
  • 500
  • 50
  • 200
  • 90
  • 40
  • 10
  • 50
  • 5000
  • 50
  • 200
  • 90
  • 40
  • 20
  • 500
  • 5000
  • 50
  • 200
  • 500
  • 10
  • 10
  • 500
  • 5000
  • 50
図2.2.16: [レンガのみ]レイアウトの[レンガ(精密)]テクスチャ

チェッカー

この属性は図2.2.17のダイアログのように、2つの色からチェッカー(市松模様)のパターンを生成します。

図2.2.17:[チェッカーオプション]ダイアログ
[スケール]
100
200
図2.2.18: [チェッカー]テクスチャ

ファブリック

図2.2.19:[ファブリックオプション]ダイアログ
図2.2.20:[ファブリック]シェーダーのパラメータ

[繊維の色]:繊維の基本的な色です。

[陰の色]:繊維の縁の色です。

[輪郭の色]:輪郭線の色です。

[背景カラー]:これは繊維で覆われていない部分の色です。

[線幅]:これは繊維に沿った輪郭の幅です。輪郭を描かないときは0を設定します。

[繊維幅]:輪郭を除く、繊維の幅です。

[アンチエイリアス]:このスライダーは背景色と繊維色の間の色の変化量を指定します。

[繊維のシェーディング]:このスライダーは繊維の色のシェーディング(陰の部分)の量を指定します。シェーディングが必要ないときは0を設定します。0を設定すると、平らなオブジェクトにはシェーディングを適用しません。

[繊維の分離]:重なっている繊維と繊維の間の距離を指定します。大きな値を設定すると、影が大きくなります。

[角度]:ファブリックの回転角度を指定します。

[ノイズを使用]:このオプションがオンになると、繊維パターンが変形されます。

[ノイズ量]:このスライダーは変形の大きさを指定します。

[ファブリック]シェーダーの例を図2.2.21に示します。このシェーダーと例には[透明][バンプ]があります。詳細については「透明シェーダー」および「バンプシェーダー」のセクションでそれぞれ説明します。

より良い結果を得るために、以下の点に注意してください。

繊維の方向がサーフェースの形に沿っている場合はマッピングの種類としてパラメトリックを使用してサーフェースを生成し、テクスチャをマッピングして下さい。

マテリアルが透明色を持つ場合、繊維の背景色に同じ色を設定して下さい。繊維の輪郭を作成する場合、背景色に輪郭と同じ色を指定してください。繊維の輪郭を作成しない場合、背景色に繊維の陰の部分と同じ色を指定してください。繊維の陰がない場合、背景色に繊維色を指定して下さい。これは、繊維が不透明から透明に変化するときにハレーションが発生するのを防ぎます。

カラーグラデーション

このラップシェーダーは異なる色の間を補間しているパターンを生成します。デフォルトでは2色で補間しますが、(最高50色まで)色を追加して段階的に色調が変化するように配置することができます。このシェーダーはカラー、透明、反射、バンプ、背景で使用できます。このシェーダーのパラメータは[カラーグラデーションオプション]ダイアログで設定できます(図2.2.23)。

a b c
図2.2.22:[ブレンド]:(a)[なし]
(b)[直線] (c)[スムーズ]

[ブレンド]:このメニューには相互に色を補間する方法についての3つの選択肢があります。図2.2.22が例です。

[なし]:この項目を選択すると、補間を適用しません。つまり、色が変わるときは、ある色から別の色へ突然切り替わります。

[直線]:この項目を選択すると、2色の間を段階的に補間します。

[スムーズ]:この項目を選択すると、補間曲線の両端付近が平らになります。つまり、グラデーションの開始部分および終了部分では色があまり変化しません。

図2.2.23:[カラーグラデーションオプション]ダイアログ

[カラーミキサー]:これは[ブレンド]メニューの下にある長方形の欄です。ここで色を混ぜて、色を新しく追加したり、消去したりすることがインタラクティブにできます。

カラーミキサーの下にある小さいひし形はカラーミキサーに追加している色を表示しています。小さい三角形のマークがある1つのひし形の上に表示され、同時にそのひし形は赤でハイライト表示されます。これは、そのひし形の色がアクティブであることを意味します。このツールは次のような操作で使用します。

  • ひし形をクリックすると、その色がアクティブになり、その上に三角形のマークが表示されます。アクティブになると、色の属性をダイアログボックスにあるオプションを使用して数値で変更できます。
  • カラーミキサーの内部をクリックすると、新しい色を生成します。はじめはクリックした場所に表示していた色を生成します。生成した色は[カラー]ボックスにも表示します。[カラー]ボックスをクリックすると、[カラーホイール]が開きます。これを使用すると、色を再定義できます。
  • ひし形をクリック&ドラッグすると、他の色の位置に応じて再配置します。2つのひし形が近づくと、右側にあるひし形が左側のひし形に隠されることがないように下の方へ移動します。さらに近づいたひし形は、さらに下へ移動します。
  • カラーミキサーの下にある左矢印ボタンと右矢印ボタンを使用すると、現在アクティブな色の隣りの色をアクティブにできます。一連の処理は循環的で、最後尾の色がアクティブなときに、さらにその次をアクティブにしようとすると先頭の色がアクティブになります。
  • ごみ箱ボタンをクリックすると、アクティブな色を削除します。

[位置]:アクティブな色の位置です。この値を数値入力またはスライダーで変更すると、アクティブな色を再配置します。逆に、アクティブな色を移動すると、このフィールドの値が変わります。

[方向]:このメニューはグラデーションの形状を制御します(図2.2.24)。

a
b
c
d
図2.2.24: [方向]オプション:(a)[直線]、[角度] = 0° 
(b)[直線]、[角度] = 45° (c)[放射状] (d)[円形]

[直線]:この項目を選択すると、グラデーションは線形パスに従います。この項目の選択はデフォルトです。このパスの角度は、[角度]オプションで制御します。

[放射状]:この項目を選択すると、補間のパスは円状に伸びていき、色がテクスチャサンプルの中央から放射状に広がっていきます。

[円形]:この項目を選択すると、グラデーションはサンプルの中央から外側に向かって補間します。このオプションは同心円状のグラデーションを作成します。

[角度]:このフィールドに入力した値は[直線]グラデーションおよび[放射状]グラデーションの角度を指定します。

[バリエーション]:このオプショングループを使用すると、パターンにランダム性を追加できます。

[ノイズの大きさ]:このスライダーはノイズパターンの大きさを制御します。

[ノイズの量]:このスライダーはノイズの量を制御します。

[エリアサンプル][ノイズの品質][はずみ数]:これらのオプションは他のシェーダーのものと同じです。

[カラーグラデーション]テクスチャの例は図2.2.25のとおりです。

 

  • [スケール]
  • [ブレンド]
  • [方向]
  • [タイリング]
  • [ノイズスケール]
  • [ノイズの振幅]
  • [ノイズ]
  • 100
  • スムーズ
  • 直線
  • オン
  • 50
  • 0
  • 標準
  • 800
  • 線形
  • 直線
  • オン
  • 50
  • 50
  • 標準
  • 100
  • スムーズ
  • 放射状
  • オン
  • 50
  • 0
  • 最良
  • 400
  • スムーズ
  • 円形
  • オフ
  • 50
  • 100
  • 標準
図2.2.25:[カラーグラデーション]テクスチャ

グリッド

図2.2.26: [グリッドオプション]ダイアログ

この属性はタイルが正方形であるか、または水平と垂直の寸法が異なる2つの色のグリッドパターンを生成します。[グリッドオプション]ダイアログは2.2.26のとおりです。

 

  • [スケール]
  • [長さ]
  • [高さ]
  • [グリッドサイズ]
  • 100
  • 80
  • 80
  • 20
  • 100
  • 80
  • 40
  • 20
  • 100
  • 80
  • 400
  • 20
  • 100
  • 20
  • 20
  • 30
図2.2.27:[グリッド]テクスチャ

スプラッター

図2.2.28:[スプラッターオプション]ダイアログ
a
b
c
図2.2.29:[スプラッター]カラーシェーダーをバイクのヘルメットに適用
(a)1レイヤ (b)3レイヤ (c)5レイヤ

このシェーダーでは指定した背景色の上に1つ以上のランダムな水玉のレイヤからなるパターンが生成されます。各レイヤにはカラー、サイズ、水玉の形状を変更できる固有のパラメータがあります。

[背景カラー]:水玉のレイヤが配置される背景の指定色です。

[ぼかし]:水玉と背景の間のなめらかさを制御します。

[レイヤ数]:このメニューから水玉のレイヤの数を選択します。1から5までのレイヤが選択できます。水玉のレイヤ1は常に最初にレンダリングされ、他のレイヤが上に配置されます。各レイヤのパラメータは個別のタブで表示します。

[レイヤスケール]:このパラメータによって、追加のスケーリングが水玉に適用されます。これにより、異なるサイズの水玉のレイヤを作成することができます。

[密度]:このパラメータを増やすと、背景の水玉の数が増えます。パラメータを減らすと、生成する水玉の数は少なくなります。

[バリエーション]:このパラメータを0%に設定すると、全ての水玉が同じサイズになります。100%に設定すると、水玉は小さいサイズから、このパラメータに0%を設定した場合のサイズまでの範囲でランダムなサイズになります。

[詳細]:0%で水玉は完全な円になります。[詳細]パラメータを増やすと、水玉のエッジが粗くなります。

図2.2.30:[スプラッター]シェーダーを[デカル]として適用

[カラー1][カラー2]:水玉の色はこの二色がランダムに混在します。

[スプラッター]シェーダーはデカルとして効果的に使用することもできます。次の例ではバイクのヘルメットに全体のマテリアルとして[ストライプ]カラーシェーダーを割り当てています。[カラー]シェーダーおよび[透明度]シェーダーに[スプラッター]シェーダーを使用してデカルのマテリアルを作成します。スプラッターパターンは透明シェーダーとしてステンシルのような効果を出すため、背景はそのままで水玉だけがレンダリングされます。[デカル]ツールで[スプラッター]のデカルマテリアルをデカルとしてヘルメットのサーフェースに割り当てます。結果のレンダリングは図2.2.30のとおりです。

水玉

図2.2.31:[水玉オプション]ダイアログ

このシェーダーは水玉のサイズと水玉間の距離、およびエッジのなめらかさとして入力した値に基づいて平らな水玉パターンを生成します。[水玉オプション]ダイアログは2.2.31のとおりです。

[分割の割合]:タイルサイズの割合で水玉の中心の間の距離を表します。

[半径]:タイルサイズに相対的な水玉の半径です。

[ぼかし]:このスライダーで水玉と背景色の間のなめらかさを制御します。

(分割は100%で)半径値が50より大きい場合、水玉は重なる結果になります。分割の割合の値が100%以外の場合、タイルはスケーリングされます。

 

  • [スケール]
  • [分割の割合]
  • [半径]
  • [ぼかし]
  • 100
  • 100
  • 40
  • 10
  • 100
  • 100
  • 20
  • 10
  • 100
  • 200
  • 20
  • 120
  • 100
  • 100
  • 55
  • 10
図2.2.32:ラップ[水玉]シェーダー

屋根

図2.2.33:[屋根オプション]ダイアログ

このシェーダーは屋根板または屋根瓦のパターンを生成します。[種類]メニューには8つのスタイル([フラット] [シェル] [ダイヤモンド] [六角形] [クラシック] [エスパーニャ] [スペイン] [ローマ])が用意されています。この8つのパターンの例が図2.2.34です。

[寸法]および[カラー]オプショングループには瓦の寸法および色を指定します。[バリエーション]スライダーを動かして、瓦ごとに色をどのように変化させるかを設定します。色の変化は明るいパッチと暗いパッチのパターンとして表示されます。また、パッチのサイズを設定するには[バリエーションの大きさ]スライダーを使用します。[屋根オプション]ダイアログを図2.2.33に表示します。

a
b
c
d
e
f
g
h
図2.2.34:8種類の[屋根]パターン (a)[フラット] (b)[シェル] (c)[ダイヤモンド] (d)[六角形] 
(e)[クラシック] (f)[エスパーニャ] (g)[スパニッシュ] (h)[ローマ]

正弦波

図2.2.35:[正弦波オプション]ダイアログ

このシェーダーは2色の正弦波パターンで生成します。[正弦波オプション]ダイアログは2.2.35のとおりです。

[振幅]:正弦波の高さを定義します。

[ぼかし]:2つの色が境界線においてどの程度混ざり合うかを定義します。

 

  • [スケール]
  • [振幅]
  • [ぼかし]
  • 100
  • 50
  • 10
  • 150
  • 20
  • 10
  • 100
  • 100
  • 100
  • 250
  • 100
  • 50
図2.2.36:[正弦波]テクスチャ

ストライプ

図2.2.37: [ストライプオプション]ダイアログ

このシェーダーは図2.2.37のパラメータを使用して、可変な幅と方向を持つ2色のストライプパターンを生成します。

[幅]:タイル寸法の割合として表現されたストライプの幅を表します。他のシェーダーとは反対に、このパラメータとして入力した値が100を越える場合、テクスチャタイルはスケーリングされず、ストライプの幅はタイルのエッジで必ずトリミングされます。

[ぼかし]:ストライプの間のエッジのなめらかさを制御します。[幅]が100 またはそれより大きく設定されており、しかも[ぼかし]が0に設定されている場合、ストライプは表示されません。

[ストライプの角度]:このスライダパラメータがストライプの方向を決めます。デフォルト値は0°で、これはスライダバーの中央のノブの位置に対応しており、水平なストライプを生成します。ノブが中央の左の位置にある場合それは負の角度に対応し、右の位置にある場合は正の角度に対応します。可能な最大の角度は90°(垂直なストライプ)です。テキストフィールドに90を越える値を入力すると、90°までの範囲で調整されます。

[水平][垂直]:これらのボタンを使用すると、ストライプの角度を0°(水平)または90°(垂直)の方向に直接設定できます。

 

  • [スケール]
  • [幅]
  • [ぼかし]
  • [ストライプの角度]
  • 100
  • 20
  • 0
  • 0
  • 100
  • 20
  • 100
  • 90
  • 100
  • 20
  • 10
  • 45
  • 40
  • 50
  • 10
  • -45
図2.2.38:[ストライプ]テクスチャ

木目ボード

このシェーダーでは上級のパラメータを提供し、木片によって生成される不規則なパターンをシミュレーションします。このシェーダーはさまざまなレイアウトにボードパターンを生成します。[木目ボードオプション]ダイアログ(図2.2.39)ではシェーダーのパラメータが5つのグループ([木目] [リング] [きめ細かさ] [ボード] [溝])に分けられています。

図2.2.39:[木目ボードオプション]ダイアログ

[木ネジ]:木目リング([ふし])のサイズ、色、不規則性を設定します。

[リング]:リングの色、サイズ、形状を設定します。

[きめ細かさ]:木目を生成する小さい点の形状を指定します。

図2.2.40:さまざまなレイアウトでの[木目ボード]シェーダー
の適用例:(左上)[ます目] (右上)[やはず組み]
(左下)[フロアボード] (右下)[はしご状]

[ボード]:木目ボードのサイズと形状を決定します。

[レイアウト]:このメニューから選択した項目によって、木目ボードのレイアウトを決定します。使用できるオプションは[ます目] [やはず組み] [フロアボード] [はしご状]です。図2.2.40が例です。

[長さ][幅]:全体のパターンに対する木目ボードの長さと幅を設定します。

[ストライプ][オフセット]:繰り返しのボードの数とその並びを設定します。

[バリエーション]:それぞれのボード間の色のバリエーションを設定します。

[溝]:ボード間の溝のサイズおよび色を決定します。

[木目のプリセット]:さまざまな木目の種類に応じてあらかじめ設定したパラメータをこのメニューから選択できます。