テクスチャで反射率と透過率を割り当て
テクスチャで反射率と透過率を割り当て
反射シェーダーと透過シェーダーはどれもパラメータの設定の組み合わせを使用しています。これらの組み合わせのほとんどはサーフェース上に一様に適用されるスライダーで設定します。必要であれば[マッピング]メニューから[なし]以外のシェーダーを選択できます。このメニューは[屈折率]と[粗さ]以外の各パラメータに用意されています。
選択したシェーダーはグレースケールのパターンを生成します。パターンが白い部分では、パラメータはそれぞれの数値フィールドの値で示されるオリジナル値で使用されます。パターンが黒い部分では、パラメータの値は0%に設定されます。すなわち、パラメータは影響をおよぼしません。黒と白の間のグレーの値はグレーの度合いに基づいて、パラメータの中間値を生成します。
頻繁に使用される反射マッピングのアプリケーションの1つはグローマッピングです。入射ライトが生成するシェーディングとは無関係にグローマッピングを使用してサーフェース上に等しく明るい領域の印象を生成できます。この例が図2.3.31です。


(a) [カラー]シェーダーで青い背景に「GLOW」と書かれた[画像マッピング]をロードします。[反射]シェーダーは[マット]に設定します。
(b) [マット]メニュー項目の横の[オプション...]ボタンをクリックすると、[マットオプション]ダイアログが表示されます。このダイアログで[グロー:係数]を100%に設定します。
(c) [マッピング]メニューで[グローマッピング]属性を選択します。その横の[オプション...]ボタンをクリックすると、[カラー]シェーダーで使用されるのと同じテクスチャマッピングがロードされます。[アルファチャンネルを使用]を選択することもできます。テクスチャのアルファチャンネルはマッピングのグレースケール画像になります。黒い背景に「GLOW」という語が白くハイライトされます。グロー係数は緑のピクセルに適用されますが、カラーマッピングの青いピクセルには適用されません。
(d) これを回避するには環境の反射率パラメータと拡散の反射率パラメータをグロー領域に適用します。[環境マッピング]シェーダーを[環境の反射率]項目の[マッピング]メニューから選択します。[拡散反射マッピング]シェーダーを[拡散の反射率]項目の[マッピング]メニューから選択します。それらの[オプション]ダイアログで[アルファチャンネルを使用]と[反転]を選択します。
(e) アルファチャンネルのグレースケールを逆転すると、環境パラメータと分散パラメータは青いピクセルにだけ適用され、カラーマッピングの緑のピクセルには適用されません。これが望ましい結果です。



