スケッチレンダリングの実行
スケッチレンダリングの実行

スケッチレンダリングは、[表示]メニューからコマンドを選択するか、上部にあるツールバーのアイコンをクリックすることで、他のレンダリングモードと同じように実行されます。スケッチレンダリングは[隠線消去表示]画像または[RenderZone]画像のレンダリグをベースにしています。[隠線消去表示]または[RenderZone]のレンダリングはユーザーの見えないところで自動的に実行されます。次にスケッチスタイルの1つをベースの画像に適用して結果を画面に表示します。レンダリング処理が進むにつれて画像が少しずつ表示されていくRenderZoneレンダリングとは違い、スケッチレンダリングの画像はレンダリングがすべて完了してから表示されます。スケッチスタイルとそのパラメータは図の[スケッチレンダリングオプション]ダイアログで選択できます。
[レンダリングの種類]:このプルダウンメニューには[フル]と[プレビュー]という2つの項目があります。[フル]をオンにすると、スケッチレンダリングは最高の品質で生成されます。[プレビュー]をオンにすると、レンダリングは低品質になりますが、短時間で生成します。

[スタイル]:図のように、このプルダウンメニューには12個の項目があり、3つのグループに分けられています。
[手描き]、[インク]、[鉛筆(ラフ)]、[鉛筆(ソフト)]:この4つのスケッチスタイルは隠線消去表示の画像をベースにします。ラインの情報のみを処理し、オブジェクトに割り当てられたマテリアルは無視します。
[漫画]、[ウォッシュカラー]、[線画]:このスケッチスタイルはシェーディング画像と隠線消去表示画像を組み合わせて生成されます。結果画像のカラー情報はオブジェクトや面に割り当てられたマテリアルから作成されます。
[輪郭]、[ハッチ]、[モザイク]、[油絵]、[点画]:このスケッチスタイルはベースのレンダリングとしてシェーディング画像のみを使用します。1つ上のグループと同じように、カラー情報はマテリアルから作成されます。