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formZ 10 発売のご案内


Appleシリコンチップに対応した待望のformZ 10がいよいよ発売開始となります。
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V-Ray6 for formZ 発売のご案内


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デフォーメーション(踊るボード)のアニメーション

デフォーメーション(踊るボード)のアニメーション

[デフォーメーションアニメーション]ツールで時間の経過とともに形状が変わるオブジェクトを作成できます。このチュートリアルでは[デフォーメーションアニメーション]ツールのいくつかの機能を使用して、後方宙返りするボードのアニメーションを作成します。

チュートリアルフォルダの「Deformations Base.fmz」ファイルを開きます。ファイルを開いたら、アニメーションを再生します。ボードがすでに後方宙返りするようにアニメーション化されていることを確認します。ただしボードの形状は変化しないので、これからそれを実行します。その前に[アニメーションエディタ]パレットで、どのトラックがアニメーション化されているかを確認することもできます。トラックが非表示の場合は2列目にある[表示]( )をオンにします。

「Deformations Base.fmz」ファイルを開いたときの[アニメーショントラック]パレット
ファイル内のボード

最初に、アニメーションに使用するデフォーメーションアニメーションエンティティを作成します。

  • ワークスペースを[レンダリング/アニメーション]に変更します。
  • [バルジアニメーション]ツール()をアクティブにします。[ツールオプション]パレットで[モデルの種類][ファセット]を設定し、[精度]スライダーを右端までドラッグします。[基準平面]が[オブジェクト(XY)]になっていることを確認します。[時間]セクションで[終了]時間に1.5秒を設定します。[終了]タブをクリックし、[アンカースケールX]に0、[アンカースケールY]に35を設定します。
  • [バルジアニメーション]ツール()がアクティブな状態のまま、プロジェクトウィンドウ内をクリックします。これで、プロジェクト内にデフォーメーションアニメーションエンティティが作成されます。
a
b
[アニメーションエディタ]パレット
(a)デフォーメーションのネスト前 (b)ネスト後
デフォーメーションのフレーム
  • [ラジアルベンドアニメーション]ツール() をアクティブにします。[ツールオプション]パレットで[モデルの種類][ファセット]を設定し、[精度]スライダーを右端まで移動します。[基準平面][オブジェクト(XY)]であることを確認します。[時間]セクションで[終了]時間に4.5秒を設定します。[終了]タブで[角度][傾き]を0にします。
  • アクティブな[ラジアルベンドアニメーション]ツール()でプロジェクトウィンドウをクリックします。

ラジアルベンドエンティティのデフォーメーションアニメーションエンティティが作成されます。前に作成したものはバルジエンティティです。次に[アニメーションエディタ]パレットでこれらのエンティティを確認します。

  • [アニメーションエディタ]パレットを開きます。例(a)のようにバルジ(オブジェクト)ラジアルベンド(オブジェクト)がトラックリストの最後尾に表示されます。

この2つのデフォーメーションを機能させてオブジェクトに影響を与えるには、これらをネストする必要があるのでネストします。

  • [アニメーションエディタ]パレットでボードオブジェクトをラジアルベンドエンティティにドラッグします。
  • ラジアルベンドエンティティをバルジエンティティにドラッグします。

バルジエンティティとラジアルベンドエンティティを開くと、[アニメーションエディタ]パレット内のリストは例(b)のような表示になります。

バルジ変形を使用して、後方宙返りする前にウォーミングアップするときのボードのつぶれを強調します。

  • [バルジ][アンカースケールY]トラック以外のトラックの表示()をすべてオフにします。
  • [挿入]ツールを使用して、次のキーフレームを追加します。各数値を[時間][値]フィールドにこの順序で入力します:3に0、3.7に0、4.3に60、4.9に0
  • アニメーションを再生してバルジ変形の結果を確認します。

[アニメーションエディタ]パレットで、新しいキーフレームが追加されたトラックは下図のように表示されます。

新しいキーフレームをアンカースケールYトラックに追加した後の[アニメーショントラック]パレット
(a)アンカースケールYトラックのみ (b)すべてのトラック

次に、ラジアルベンド変形を使用して、ボードを空中に飛ぶときに屈曲させます。

  • [アニメーションエディタ]パレットで[ラジアルベンド][角度]トラック以外のトラックの表示をすべてオフにします。
  • [角度]トラックをハイライト表示にして、次のキーフレームを追加します:5に-25、5.7に115、5.9に115、6.4に30
  • アニメーションを再生します。ジャンプしようとするとき、空中にいるとき、着地したときのボードの曲がり具合を確認します。

新しいデフォーメーションのフレームの一部と[角度]トラックのグラフは下図のとおりです。

新しいアニメーションのフレーム
新しいキーフレームを角度トラックに追加した後の[アニメーショントラック]パレット

最後に、ボードが着地後にまっすぐ立ち、おじぎをして、再びまっすぐ立つようにします。

  • [アニメーションエディタ]パレットを開き、そこで[ラジアルベンド]の下の[角度]トラックをハイライト表示にします。
  • [挿入]ツールをアクティブにして、次のキーフレームを追加します:6.7に30、7.2に0、8に0、8.6に90、9.2に0
  • アニメーションを再生します。

新しいデフォーメーションのフレームの一部と[角度]トラックのグラフは下図のとおりです。

新しいアニメーションのフレーム
さらにキーフレームを角度トラックに追加した後の[アニメーショントラック]パレット

独自の設定でさらにいろいろな操作を試すことをおすすめします。